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人妻援護会コラム

2025

08.30

Sat

日刊デリヘル経営・援護会コラム『第3回:「性依存」かも?と思ったときの相談先と回復の道筋』
「性のことで、いつも頭がいっぱいになってしまう。やめたいのにやめられない」
もしかして、性依存かも?というお客様に出会ったとき、我々はどんな対応をするべきなのか。
これは、性依存に悩んでいる本人だけでなく、私たち風俗関係者にとっても知っておくべき内容です。
そこで今回は、性依存の相談先と回復の道筋についての説明をいたします。
〇まずはセルフチェックしてもらおう
性依存は、日常に支障が出るほど性衝動が制御できなくなる状態ですが、自覚するのは簡単ではありません。「性欲が強いだけでは?」「男なら普通では?」と、周囲も本人も軽視しがちです。
そこで、「性依存では?」と思ったら、簡易的なセルフチェックをしてもらいましょう。

✅ AVや風俗、自慰行為が生活の中心になっている
✅ 性的な欲求を我慢するとイライラしたり落ち着かない
✅ パートナーがいても性的な刺激を求め続けてしまう
✅ 「もうやめよう」と思っても、繰り返してしまう
✅ 性的な衝動のせいで、仕事や人間関係に支障が出たことがある

これらの項目に複数あてはまるなら、性依存の可能性があります。
ただし、重要なのは「恥じることではない」という視点です。
依存は“意志が弱いから”ではなく、“脳の報酬系の過剰反応”という医学的なメカニズムが背景にあります。
〇「誰にも相談できない」という孤独を抱えないために

性依存に悩む人の多くが口をそろえて言うのは、「誰にも相談できなかった」ということ。性的な問題であるがゆえに、恥ずかしさ・後ろめたさ・誤解される不安が付きまとい、誰にも話せず苦しみが長引くのです。

しかし、今は、医療や支援体制も進化しています。
たとえば、以下のような相談・治療の選択肢があります。

・心療内科・精神科の「依存専門外来」
ギャンブルやアルコール依存と同じく、性依存にも対応している医療機関があります。多くは予約制で、性別問わず相談可能。話を聞くだけでもOKなところもあります。

・自治体やNPOの支援窓口
たとえば「SAG(セクシャル・アディクション・グループ)」など、性依存からの回復を目指す人のミーティングもあります。参加は匿名でOK。全国に活動拠点があります。

・ 無料の電話相談・チャット相談
「いきなり医療機関はハードルが高い」という人には、NPOや自治体の相談窓口をおすすめします。匿名での対応も多く、専門のカウンセラーが対応してくれます。

〇回復のステップ:“完治”より“制御”が現実的
性依存において重要なのは、「治すこと」よりも「付き合い方を学ぶこと」です。
アルコール依存や摂食障害と同様、完全になくすのではなく、“コントロール可能な状態”を目指すのが現実的なゴールです。

ここで効果的とされているのが、「認知行動療法」です。
これは、性衝動が湧き上がる状況・考え・感情のパターンを客観視し、行動を修正する方法。専門の医師やカウンセラーが伴走してくれます。

また、SAGなどのグループミーティングでは、同じような悩みを持つ人たちとつながることで、「自分だけじゃない」という安心感が得られます。

重要なのは、「風俗の利用そのものを否定しない」というスタンスです。
性の欲求そのものは、人間の自然な感情。必要以上に抑圧すると、反動で依存が強まることもあります。大切なのは、“自分で選べる感覚”を取り戻すこと。
たとえば「今日は行かないと決めた」「連絡は控える」など、小さなコントロールを積み重ねることが、回復の第一歩です。
〇さいごに~性依存を否定しない環境づくりを~
性依存という言葉には、どうしても負のイメージがつきまといます。
ですが、それは“性”が悪いわけでも、“依存”が恥ずかしいわけでもありません。

私たちにできるのは、お客様を否定することではなく、状態を整理して理解してあげることです。

性への欲求は、誰にでもある自然なもの。
だからこそ、それに飲み込まれずに「自分の軸」で選択できるようになることが、最も健全なゴールだと言えるでしょう。

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