Column
人妻援護会コラム

2024

05.24

Fri

日刊デリヘル経営・援護会コラム『江戸の風俗 張見世』
突然ですが、この漢字。どう読むかご存じですか?
『素見す』
すみす?しろみす?
なかなか思い浮かびませんよね。この言葉は使い方から想像すると分かりやすいです。
ヒントをお伝えしましょう。
『買う気もないのに、高級店に入って……○○〇す』。
さて、もうおわかりでしょうか。正解は『ひやかす』です!
現在も『冷やかす』という言葉で広く親しまれていますよね。
この言葉が生まれた起源は、江戸時代。吉原の遊郭の張見世がきっかけでした。
張見世とは、往来に面した遊郭の店先に遊女が並び、格子の内側から自分の姿を見せて客を待った場所のこと。
皆さんも、なんとなく見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
通りに面した格子つきの部屋のなかに遊女がいて、「お客さん、遊んでいきませんか?」と声をかけたり、手を伸ばしたりしている風景です。
当時、張見世はお客さんに遊女を見せるためのショーウィンドウのような役割を果たしていました。
お客さんが格子の間から遊女を眺め、好みの子を選ぶ光景は時代劇などにも出てきますよね!
遊女も選んでほしいので、格子をはさんでお客さんと会話を交わすのが普通でした。張見世を覗くお客さんの中には『買う気もないのに覗いてるだけ』の『素見す』お客さんも多かったのだとか。
そんなひやかし客(素見)にも遊女がタバコをふるまうこともあったそうです。
ちなみに、妓楼はどのお店も二階建てになっており、一階が張見世となっていました。
開店の合図があると、きれいに化粧をして盛装していた遊女たちが二階から下りて見世に並びます。張見世は昼見世(正午頃~午後4時まで)と、夜見世(午後6時~深夜12時)の2部制でしたが、遊女と遊ぶ料金は変らなかったといいます。
この張見世には花魁級の格の高い遊女は座らなかったのだとか。現代でも超高級店の女の子って顔も見えない存在ですよね。
『CA』『モデル』『女子大生』という肩書だけとシルエットだけが載っている高級デリヘルが思い浮かびます……!
〇海外にもある『張見世』システム
『張見世』に似たものは海外にも。
オランダ・ドイツ・ベルギーなどのゲルマン諸国や、地中海側の国々に点在する歓楽街にも、『飾り窓(レッドライト)』があります。
飾り窓(レッドライト)の中は、一つのドアが一つの個室になっており、部屋の奥行きはベッドの長さギリギリの小さな個室になっています。「飾り窓」地区では女の子が半日~1日単位で部屋を借りていて、完全自主営業。なので、バンバンお客さんと女の子が値段交渉するという特徴があるそうですよ!
気になった方は海外旅行の際に、訪れてみてはいかがでしょうか。
女の子のパネマジがまったくないシステム、なかなかうらやましいですよね!

Tags

  • -
Top