「やばい!」
現代でも使われるこの言葉。『大変だ!』『まずい!』といった意味で使いますよね。
その語源となったものがあります。
『矢場』と言われていた江戸時代の射的場です。そして、矢場で働いていた女性のことを矢場女といいました。
勘のいい方なら、もう察したと思いますが、矢場女をめぐって、お店が「やばい!」という状況になってしまうのです。一体、どういうことなのか。詳しく見ていきましょう!
〇『矢場』と『矢場女』
『矢場』は、その名の通り、弓で的を得て、当たったら景品がもらえる遊び場のことを指します。
現代でもお祭りなどで射的をして遊びますよね。あれと一緒で、娯楽の少ない江戸時代には繁華街にいっぱい矢場がありました。
矢場女は、『矢場』で働く女性で、矢を拾ったりしていました。矢を拾う姿はとってもセクシーなので、お客さんは矢場女を目当てにお店に来るようになります。
そのうち、『矢場』の店主はお客さんを呼ぶために、美人を雇って競い合いました。
現代でもお祭りなどで射的をして遊びますよね。あれと一緒で、娯楽の少ない江戸時代には繁華街にいっぱい矢場がありました。
矢場女は、『矢場』で働く女性で、矢を拾ったりしていました。矢を拾う姿はとってもセクシーなので、お客さんは矢場女を目当てにお店に来るようになります。
そのうち、『矢場』の店主はお客さんを呼ぶために、美人を雇って競い合いました。
〇矢場女はこっそり売春するようになった……!?
そのうち、『矢場女』はお客さんの相手をするようになったといわれています。
『相手』というのは……そう、本番行為です。
矢場女は、わざとお客さんに体を密着させ、射的方法を教えたり、矢を拾うときに足をチラ見せしたりするだけでなく……
「同じ的を射るならこっちの的がよござんす」
そんな誘い文句で、お客さんを店の奥に誘ったのだとか……!
お客さんのなかには矢場女に本気になり、足繁く通って身を滅ぼす者もいたそうです。
『相手』というのは……そう、本番行為です。
矢場女は、わざとお客さんに体を密着させ、射的方法を教えたり、矢を拾うときに足をチラ見せしたりするだけでなく……
「同じ的を射るならこっちの的がよござんす」
そんな誘い文句で、お客さんを店の奥に誘ったのだとか……!
お客さんのなかには矢場女に本気になり、足繁く通って身を滅ぼす者もいたそうです。
〇役人にばれたら……『矢場い』!!!
売春は吉原などの指定された場所でない限りは罰せられます。売春は犯罪なので、現場を抑えられたら、役人にしょっぴかれます。
そのため、役人に見つからないようにこっそりと、『矢場』という隠れ家で売春をしていたわけですが……。
現代の『一斉摘発』のように、役人にいきなり突撃されたりすることもあるわけです。
「矢場い!!!」
当時の人もそう叫んだのかもしれませんね。
ちなみに、今も読み継がれている「東海道中膝栗毛」の中にも『治安が悪くて危険』という意味で「矢場い」という表現が出てくるそうですよ。
そのため、役人に見つからないようにこっそりと、『矢場』という隠れ家で売春をしていたわけですが……。
現代の『一斉摘発』のように、役人にいきなり突撃されたりすることもあるわけです。
「矢場い!!!」
当時の人もそう叫んだのかもしれませんね。
ちなみに、今も読み継がれている「東海道中膝栗毛」の中にも『治安が悪くて危険』という意味で「矢場い」という表現が出てくるそうですよ。
〇さいごに
『やばい』が、江戸時代からある言葉だなんて、ちょっとびっくりしませんでしたか? 面白いトリビアとして、おきにいりの嬢に話してみたら喜ばれるかもしれません。
話に夢中になりすぎて、プレイ時間が終わってしまい、「やばい!」と叫びませんように!
話に夢中になりすぎて、プレイ時間が終わってしまい、「やばい!」と叫びませんように!