アダルトグッズの歴史、第2章では、日本に持ち込まれた「アダルトグッズ」という文化が、どのようにして受け入れられ、広がり、そして日本ならではの独自性を持って進化していったのか、その歴史を探っていきます。
時代を超えたエロの創意工夫に思わず唸ってしまうかも……?
〇〇710年代~:日本オリジナルの「張形」
日本初のアダルトグッズのひとつが、奈良時代から平安時代にかけて登場した『張形(はりかた)』。
これは、「日本人らしさ」が詰まったアダルトグッズでした。
張形は木材や動物の角などを素材にして作られていましたが、職人さんたちが一生懸命『柔らかさ』にこだわり、内部に綿や布を詰めて工夫していました。日本人らしい細やかなこだわりを感じますね。
当時、平安時代の貴族が注文していた張形は、職人さんにオーダーメイドしていたもの。
彼らは性を単なる本能ではなく、芸術の一部として捉えていました。恋愛を題材にした和歌や物語の中には、張形を暗示的に描写するものもあったと言われています。当時の人々にとって、性具は隠すべきものではなく、美しい存在ですらあったのでしょう。
これは、「日本人らしさ」が詰まったアダルトグッズでした。
張形は木材や動物の角などを素材にして作られていましたが、職人さんたちが一生懸命『柔らかさ』にこだわり、内部に綿や布を詰めて工夫していました。日本人らしい細やかなこだわりを感じますね。
当時、平安時代の貴族が注文していた張形は、職人さんにオーダーメイドしていたもの。
彼らは性を単なる本能ではなく、芸術の一部として捉えていました。恋愛を題材にした和歌や物語の中には、張形を暗示的に描写するものもあったと言われています。当時の人々にとって、性具は隠すべきものではなく、美しい存在ですらあったのでしょう。
〇江戸時代:四ツ目屋と「かんざし型ディルド」
江戸時代の日本にはアダルトグッズ専門店が登場しました。その名も『四ツ目屋』。
このお店は、両国米沢町という場所にあり、張形や媚薬、潤滑剤など、今でいうラブグッズを取り扱っていました。
四ツ目屋のお客さんは、大奥の女性たちや裕福な商人が中心。
大奥といえば、何百人もの女性が一緒に暮らしながら、将軍の寵愛を受ける日を待つ場所として知られていますよね。でも、そんな環境では、日々の生活の中で心のモヤモヤや不満が溜まることも多かったのです。そのため、彼女たちはこっそりと張形や媚薬といったアイテムを使って楽しんでいました。
四ツ目屋で特に注目されていたのが、『かんざし型ディルド』でした。一見すると普通の髪飾りに見えるのですが、実はアダルトグッズとしても使えるという優れもの。髪にさして持ち歩けるから、周囲の人にバレる心配もなくて便利という、まさに携帯性と機能性を兼ね備えた画期的なアイテムだったんです。
現代でも『iroha』のような可愛いラブグッズが女性に人気です。その理由の一つが、『彼氏を家に呼んだときに万一見られても恥ずかしくないから』。いつの時代も、女の子たちはアダルトグッズに可愛さやデザイン性を求めているんですね!
このお店は、両国米沢町という場所にあり、張形や媚薬、潤滑剤など、今でいうラブグッズを取り扱っていました。
四ツ目屋のお客さんは、大奥の女性たちや裕福な商人が中心。
大奥といえば、何百人もの女性が一緒に暮らしながら、将軍の寵愛を受ける日を待つ場所として知られていますよね。でも、そんな環境では、日々の生活の中で心のモヤモヤや不満が溜まることも多かったのです。そのため、彼女たちはこっそりと張形や媚薬といったアイテムを使って楽しんでいました。
四ツ目屋で特に注目されていたのが、『かんざし型ディルド』でした。一見すると普通の髪飾りに見えるのですが、実はアダルトグッズとしても使えるという優れもの。髪にさして持ち歩けるから、周囲の人にバレる心配もなくて便利という、まさに携帯性と機能性を兼ね備えた画期的なアイテムだったんです。
現代でも『iroha』のような可愛いラブグッズが女性に人気です。その理由の一つが、『彼氏を家に呼んだときに万一見られても恥ずかしくないから』。いつの時代も、女の子たちはアダルトグッズに可愛さやデザイン性を求めているんですね!
〇さいごに
アダルトグッズというと恥ずかしいイメージを持つ人が多いと思いますが、こうして歴史を振り返ると、昔の人たちが快楽を自然なものとして受け入れていたことがわかりますよね。
次回は最終章。近現代のアダルトグッズの歴史をご紹介します!
次回は最終章。近現代のアダルトグッズの歴史をご紹介します!