大人気のNHK大河ドラマ『べらぼう』。
このドラマは、江戸で活躍した出版界の革命児・蔦屋重三郎を主人公に、色と欲が渦巻く吉原を色濃く描いた作品です。
2025年4月、ドラマ『べらぼう』にちなんで、東京都台東区千束に、江戸文化と吉原の歴史をテーマにした観光拠点「江戸新吉原耕書堂」が誕生しました。
「耕書堂」というネーミングを見て、にやりとした方も多いはず。
そう。「耕書堂」は、『べらぼう』の主人公、蔦屋重三郎が新吉原の大門前で営んだ書店「耕書堂」にちなんだもの。
「江戸新吉原耕書堂」は、当時のお店の再現ともいえる施設となっているんです!
〇「江戸新吉原耕書堂」はどんなところ?
「江戸新吉原耕書堂」は吉原遊郭跡地の近く。風俗街のど真ん中、というなかなかクセのある場所です。吉原ならではの観光案内や、お土産品の販売などを行います。また、夜間はシャッターに描かれた浮世絵がライトアップされます。営業が終わっても楽しめる、吉原らしい粋な演出です。
中に入ると、吉原の成り立ちや花魁文化を説明するパネル展示に加え、実物大の高下駄や、当時の遊郭を再現したミニチュア模型を見ることができます。
高さ20cm超えの高下駄は、現代のヒール女子もビックリのインパクトですよ。
中に入ると、吉原の成り立ちや花魁文化を説明するパネル展示に加え、実物大の高下駄や、当時の遊郭を再現したミニチュア模型を見ることができます。
高さ20cm超えの高下駄は、現代のヒール女子もビックリのインパクトですよ。
〇当時のインフルエンサーだった蔦屋重三郎
「吉原=いろっぽい」イメージだけが先行しがちですが、当時の吉原は江戸のファッション、カルチャー、出版の最先端でした。
べらぼうの主人公・蔦屋重三郎は吉原カルチャーの中心人物で、黄表紙(今でいうエンタメ小説)を大ヒットさせ、写楽や北斎といった今では“国宝級”のアーティストたちの支援もしていました。
今で言えば、蔦屋重三郎は、出版社兼レコード会社兼インフルエンサー事務所、みたいな存在だったんです。
しかし、出る杭は打たれるということわざもあるとおり、重三郎は、当時の幕府に目をつけられ、しばしば検閲に引っかかっていました。そんな問題児が開いた「耕書堂」を、令和にリバイバルさせるのですから、NHK大河ドラマ『べらぼう』の影響力はすごいですね。
話を「耕書堂」に戻すと、蔦屋重三郎が活躍するまでは、吉原周辺にはまともな観光案内所がなかったそうです。
そこで、蔦屋重三郎は、耕書堂を作り、観光と地元をつなぐハブを作ったというワケ。
この彼の活躍によって、吉原は「ちょっと怖い場所(知ってる人がいないと楽しめない)」というイメージから、「観光名所」へと変わりました。
現代によみがえった「江戸新吉原耕書堂」でも、観光案内は地元の方々が担当しており、江戸文化の話から地元の裏ネタまで聞けるそうです。期待大しちゃいますね!
べらぼうの主人公・蔦屋重三郎は吉原カルチャーの中心人物で、黄表紙(今でいうエンタメ小説)を大ヒットさせ、写楽や北斎といった今では“国宝級”のアーティストたちの支援もしていました。
今で言えば、蔦屋重三郎は、出版社兼レコード会社兼インフルエンサー事務所、みたいな存在だったんです。
しかし、出る杭は打たれるということわざもあるとおり、重三郎は、当時の幕府に目をつけられ、しばしば検閲に引っかかっていました。そんな問題児が開いた「耕書堂」を、令和にリバイバルさせるのですから、NHK大河ドラマ『べらぼう』の影響力はすごいですね。
話を「耕書堂」に戻すと、蔦屋重三郎が活躍するまでは、吉原周辺にはまともな観光案内所がなかったそうです。
そこで、蔦屋重三郎は、耕書堂を作り、観光と地元をつなぐハブを作ったというワケ。
この彼の活躍によって、吉原は「ちょっと怖い場所(知ってる人がいないと楽しめない)」というイメージから、「観光名所」へと変わりました。
現代によみがえった「江戸新吉原耕書堂」でも、観光案内は地元の方々が担当しており、江戸文化の話から地元の裏ネタまで聞けるそうです。期待大しちゃいますね!
〇さいごに・おみやげも“江戸感”全開
売店では、吉原をテーマにした雑貨、花魁モチーフの菓子、江戸時代風のパッケージに入った地酒など、ツッコミどころ+センスが光るラインナップが並びます。話のタネにぴったりのおみやげですね!
東京観光の際は、吉原を訪れてみてはいかがでしょうか。
東京観光の際は、吉原を訪れてみてはいかがでしょうか。